サラリーマンが給与以外の稼ぎ口を作るにあたり、安全かつスキルが将来にわたり積みあがるビジネスカテゴリーとしては、物販ビジネス、賃貸ビジネス、情報ビジネスの3つが王道だそうです。そして副業初心者に対して、多くの方がクラウドソーシングを薦めています。
自分も、そんな世の中のトレンドに感化された一人ですが、この3つの中で最も安全で自分に向いているものは、情報ビジネスだろうと考えました。そして自分にできる情報ビジネスを更に絞り込む際に、これまでの自分の経験などを棚卸しすると、概ね以下のようなことならできるだろうとの結論に至りました。
- 旅行のプランニング(前職の旅行会社の経験から)
- パワーポイント資料のブラッシュアップや作成(今の仕事でよくやっているので)
- EXCELのピボットを使った集計と分析(今の仕事でやっている ※ただしプロレベルではない)
- webライティング(全くの素人だが勉強と経験を積めば今からでも何とかなりそう)
これらの内容を踏まえて情報ビジネスを行うにあたり、最近よく耳にするクラウドソーシングサービス「ランサーズ」と「Coconala」の2つを利用してみましたので、初心者目線で実際に使ってみた感想を紹介したいと思います。
クラウドソーシングサービスの登録
まだ実績がない中で情報ビジネスで仕事を得るには、クラウドソーシングサービスが最適と多くの方が薦めています。そこで、自分でリストアップしたスキルカテゴリーの内容を踏まえて、クラウドソーシングサービスを検討しましたが、やはりメジャーなものが無難と判断し、ランサーズとCoconalaに登録してみました。
登録自体は両方とも無料で特に難しいことはなく、簡単に登録できました。特徴や使用感については、まだ使い始めではありますが、それぞれ多少の違いが分かりましたので、初心者目線で仕事を探す立場での感想をまとめてみました。
クラウドソーシング「ランサーズ」を使用した感想
まず、ランサーズを使用してみた感想を紹介します。
仕事の案件登録数
クラウドソーシングサービス最大手だけあり、仕事量はかなり多いと感じました。この記事を書いている時点(2022年5月15日)の募集されている仕事件数は、すべてのカテゴリーで12,101件、自分が想定しているライティングの仕事(求人を除く)であれば397件、プレゼン資料作成だと求人を除くと2件と少なめでした。
特徴
案件はwebデザインやコンサルティングなどビジネスよりのものが多く、趣味に関する相談や一般的なアドバイスなどの案件はカテゴリがなく、「その他」に分類されているようで探しにくいと感じました。出品している人たちのプロフィールを見ても、各業界のプロフェッショナルな方が相当多く、自分が出品しても埋もれてしまうだろうと自信を無くしてしまう部分もありました。
機能やシステム
仕事を探す上での絞り込み作業などの使用感は特に問題なく扱いやすいです。絞り込み条件を登録できる機能があり、以後同じ条件で仕事を探す際に便利でした。仕事を受注した際の手数料は、10万以下だと20%ということで、やや高めでしょうか?
クラウドソーシング「Coconala」を使用した感想
次にCoconalaを使ってみた感想を紹介します。
仕事の案件登録数
募集している仕事件数はランサーズと比較すると少ないです。この記事を書いている時点(2022年5月15日)の募集されている仕事件数は、すべてのカテゴリーで635件、webライティングの仕事であれば37件、資料企画書作成だと2件でした。
特徴
他のクラウドソーシングサービスとの大きな違いは、仕事の受注者側で受注金額を設定できることです。これなら実績のないうちは、なるべく安い金額で仕事をこなし、実績が積みあがった段階で単価を上げるなどの戦略がとれますね。最近よくテレビCMでも見かけ、画面のインターフェース等も含めて初心者も使いやすいことを、より意識して作られているように感じました。カテゴリーには「悩み相談」や「話し相手」などもあり、こんな事も仕事になるの?という新鮮な気付きがありました。
機能やシステム
仕事を探す際に、絞り込み条件を登録する機能が無いので、毎回絞込条件を設定しなければならないのは、やや面倒と感じました。仕事受注の際の手数料は5万円以下だと25%、5万円~10万円以下で20%とかなり高めですね。
ランサーズとCoconalaの使用感比較
ここまで両サービスを実際に使ってみての感想を書きましたが、一覧で整理すると以下のようになるかと思います。
項目 | ランサーズ | Coconala |
---|---|---|
募集中仕事案件数 | 非常に多い(12,000件前後) | 少な目(600-700件) |
金額設定 | 発注者側で設定 | 受注者側でも設定可 |
カテゴリー | ビジネスより | 生活全般で幅広い |
手数料 | 10万円以下:20% | 5万円以下だと25% 5万円~10万円以下で20% |
以上が、私が両サービスを実際に使ってみての感想や情報を、一覧で比較したものです。両サービスの特徴やメリットデメリット詳細については、世の中に多くの整理された記事がありますが、ここでは、あくまで私自身が使ってみての個人的かつ率直な感想をまとめたものとなります。
まとめ
私自身は、両サービスともまだ使い始めの段階ですが、結果的にCoconalaで募集された仕事へ数件提案したところ、早速一件プレゼン用資料の作成の仕事を2,000円で受注することができ、発注者とやり取りをしている最中です。無事にこの仕事を納品できて報酬が入ると、私がサラリーマンとしての給与以外で自分で稼ぎ出した記念すべき仕事第一号になります。